和歌山県海南市にある「橋詰農園」。
みかんをはじめとする柑橘類を主に育てております。
作物ひとつひとつに愛情をこめて、選果からパッキングまで全て手作業。
栽培方法にもこだわり、摘果を行わずに元気なみかんを育てています。
通販では、自慢のみかんを産地直送!
ぜひ、他とは違う橋詰農園の味好みかんをご賞味ください。
みかん栽培でよくされる摘果というのは、 極端に大きな果実や小さな果実を落とすことで、 果実の大きさをそろえます。 この摘果作業により、残されたみかんに栄養がしっかり 届くように育てるのが、一般的なみかん農家の栽培。 摘果で樹の負担を軽くし、大きさや味など揃った果実を 収穫できるようにします。 しかし、橋詰農園では、その摘果作業を行わずに、 樹に果実を成らせたいだけ成らせます。
摘果しない代わりに、樹の為に行うのが「枝つり」。 この枝つりは、簡単に言ってしまえば 「今あるみかんをすべて商品にする為の作業」になります。 果実がたくさん生い茂ると、 枝が重くなって下がってしまいます。 その枝をひとつひとつ吊り上げて、枝や果実を守る作業が 「枝つり」です。 なぜ吊り上げるのか?というと、 下がってしまったままでは悪くなる養分の流れが、 吊り上げる事で良くなります。 その結果、みかんも育ち、翌年の準備が出来る、というわけです。
樹に果実がたくさん成ると、その分、果実の為に養分が 必要になり、何もしなければ樹の負担は大きくなります。 厳しい環境で育てると、みかんが甘くなるという話もあります が、橋詰農園では、果実が多い分必要な養分を、しっかりと与 えて、バテないミカンの樹を育てます。 写真は一例ですが、魚の頭を砕いたり等といった肥料を 使っております。数ある農園の中でも、科学肥料は使わずに、 こういった肥料を使っているのは珍しいといわれています。 そして、この肥料も、ただ闇雲に与えてはいけません。 大事になるのは、タイミングと適切な肥料を与えること。 季節や天候の移り変わりと見極め、ミカンの樹の状態や先を考慮し、 樹にとって必要なタイミングで必要な分を与えていきます。 しっかりと栄養を与えて、しっかりとミカンの樹が仕事をする。 健康で元気な樹にするために欠かせません。
その他にも、せん定や葉面散布など おいしいみかんを作るために、こだわりのポイントは たくさんあります。 みかんの品種によっても、気を付けないといけないポイントが それぞれ違っています。その見極めも大事なポイント。 その全てが、毎年おいしいみかんを成らせるため。 ミカンの樹と対話をし続けてきた橋詰農園だからこそできる 栽培方法です。